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私の京都アニメーション

人間50年、若き日に全力で打ち込んだ京都アニメーションでの出来事を、思い出しながら綴っていきます。興味ある方や、 OBの方は遠慮なくお知らせください!

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2014年 さようなら

久しぶりの更新です。この季節

になると、年末でばたばたして

る外注さんたちに無理言って、

作品を廻していたのを思い出し

ます。業界自体は、暮れや新年

用のスペシャル企画や、春公開

の劇場版などが、えらいスケジ

ュールで組まれてました。



京アニの年末と言えば、スタッ

フ総出で社内大掃除が恒例でし

た。

大晦日は、朝から各自のテリト

リー(作画や仕上げスタッフ

は、自分の机周り)

それが1段楽したら、総出で仕

上げ用の絵の具(俗に言うアニ

メカラー)の棚の整理と棚卸

し。補充しておくべき色の発

注。各サイズ別のセルの棚卸し

と発注。

各制作会社への挨拶(電話だけ

どね)。進行チームは、普段な

かなかできない社用車の洗車。

玄関周りの拭き掃除やら、何か

ら何まで普通の家庭でするよう

なこと一切業者に頼らず自力で

やるのがモットーでした。今は

スタジオも複数になり人の行

き来も多くなってるでしょう

が、おそらく基本方針は変えて

ないでしょうね。

とりあえず5時くらいまでに終

わらせて、最後の締めは、社員

幹部揃って、太秦にある車折神

社へ今年のお礼、来年の祈願を

させていただいて、いったんス

タジオに戻って、スタッフ一同

とお疲れ様会(忘年会とは呼ば

ない。呼べない?)で、1年が

終わります。


前述の車折神社は、芸能の神様

として全国から多くの芸能人が

参拝に来られます。

IGの石川さんもタツノコ分室

を立ち上げる前にここで祈願さ

れたと聞いてます。

その後、参拝は欠かしたことが

無いといっていたから、時間が

合えば遭遇できるかもしれませ

んね。

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