私の京都アニメーション

大黒天。それは、幸せをもたら

す福の神。当時、京アニには３

人の大黒天がおりました。まず

１柱目は、前にも出てきた京阪

リビング新聞のイOダさん。この

方がいなければ、私自身入社で

きなかったし、その後の外注さ

んの募集もこの方に全て任せて

いたようでした。原稿の締め切

りとかも随分骨を折って頂きま

した。

2柱目、京都信用金庫のOカOト

さん。今は知りませんが、当時

のメインバンクとして大変お世

話になりました。時々個人的に

財形貯蓄も勧められましたが、

貧乏業界には手が届きませんで

した。印象としては、いつもふ

らっと来て、社長とコーヒー

を飲んで、うだうだしてた感じ

ですが、もうどっかの支店長ぐ

らいにはなってるんでしょう

ね。（もっと偉いかも？）

最後の3柱目は、フジ・ゼロック

スのOジOカさん。どんな出会い

があったのかは定かではないで

すが、京アニのファンで、当時

スタジオで使っていたコピー機

もこの方から頂いたものでし

た。それどころか、トナーがな

くなると、飛んで持ってきて

いただきました。もちろん無償

で。来るときには、必ず手土産

をそれこそ大黒様の様に、食べ

きれないほど抱えて来るので、

スタッフ一同拝むように挨拶し

てまた。

こんなふうに、当時から京アニ

はコアなファンに支えられて、

今日までやてこれているんだな

と思います。

[3回]