私の京都アニメーション

皆さんはNNN系２４時間テレビ

「愛は地球を救う」をご存知

ですね。今はやってませんが、

始まって何年かは、手塚治虫氏

のアニメを２時間枠で放送して

ました。後年は竹宮恵子とかや

ってましたが。バンダーブック

やマリンエクスプレス等、

結構名作を制作してました。

その中で、今日は「バギ」の時

のことを記します。

みなさんも知っているように、

２４時間テレビは年１回の放送

です。恒例になって久しいです

から今年の放送が終わった瞬

間、来年のスケジュールが組み

立てることができるのです。

　　　　が！！！

この年の放送日の５日前、手塚

プロからTELがありました。

「今週末の２４時間テレビ「バ

ギ」の仕上げが間に合いまん。

何枚でもいいので、

どうか助けてください！」

アニメ業界ってこんなもんで

す。一体どんなボンクラなスタ

ッフが集まれば、こんな進行が

できるんでしょうね。いくら兼

業で、あっちこっちの作品を抱

えていても、１年間もサボりすぎ！

結局進行のおねーちゃんが３０

０枚くらい火曜の午後に新幹線

でもってきて、スタッフ総出で

まる１日徹夜して、水曜の午後

新幹線で帰って行きました。ち

なみに、持ってきた本人は、作

業的にはど素人で、何の役にも

立たず、ただ仕上がるまでオロ

オロしてるだけでした。

今の京都アニメーションが、自

社だけのチカラで全ての作業を

すると言った、東京の制作会社

とは違うアプローチをしている

のは、この様な無様な仕事をス

タッフにさせたくない想いを当

時から持ち続けているせいだと

思います。

スケジュールや、予算を自社で

管理できれば、あとは、技量の

あるスッタッフ（ある意味職

人）を揃えれば、それこそ、デ

ィズニーやジブリに負けない

素晴らしい作品が作ることがで

きると信じます。

余談

「ドラえもん」や「クレヨンし

んちゃん」などある程度スケジ

ュールが読める作品も、「バ

ギ」と変わらないですよ～。

[2回]